この記事の監修者

土地家屋調査士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)、行政書士。
取扱い分野:登記簿謄本など不動産の表示に関する登記全般。

経歴:開業以来20年間、登記簿謄本に関する登記申請業務を行ってます。
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管轄法務局の調べ方については、
いくつかの方法があります。

1つ目の方法は、近くの法務局か、地方法務局、
または、その支局か出張所に電話をして、
土地や建物の所在を伝えれば教えてもらえます。

もし、自分が住んでいる所の不動産でない時は、
不動産の近くにある法務局か地方法務局、
または、その支局に電話をします。

法務局としましても、自分たちが管轄している不動産以外で、
特に、県外にある不動産については、
普通は、その管轄法務局を調べないとわからないからです。

電話代がかかることもありますが、
一番早くて確かな方法かもしれません。

ただ、法務局も役所ですので、
たまに電話が混んでいることもありますが、
つながれば丁寧に教えてもらえると思います。

2つ目の方法は、インターネットで検索する方法です。
普段から、インターネットのサイトなどをよくご覧になっていれば、
こちらの方法の方が電話代もかからないので良いかもしれません。

各法務局では、それぞれホームページが開設されており、
中身をよく見れば、その法務局が管轄している地域名についての記載があります。

それらを確認すれば、自分が調べたい不動産が、
そこの法務局の管轄になっているのかどうかがわかるというわけです。

ただ、2つ目の方法については、
調べたい不動産の管轄法務局について、
ある程度わかっている必要があります。

なぜなら、法務局や地方法務局、
その支局のホームページはそれぞれ存在していますので、
1つ1つのホームページを調べるには時間がかかります。

ですので、各法務局のホームページで調べるには、
おそらくこの法務局が管轄法務局だろうという予測をもとに、
確認の意味で調べることになります。

次に、管轄法務局を調べる3つ目の方法があります。
もし、お手元に不動産の登記資料があれば、
その書類のどこかに、法務局名が記載されていることがあります。

その書類に記載されている法務局が、
今も、その不動産の管轄法務局である可能性が高いです。

ただ、この3つ目の方法については、
過去の管轄法務局については正確ですが、
現在も、その法務局が管轄しているかどうかについては不確かです。

なぜなら、法務局や地方法務局の支局や出張所については、
近年、統廃合がよく行われていますので、
書類に記載されている支局や出張所は、
現在はもう無いということもあるからです。

ただ、上記2つの方法(電話やインターネットでの方法)を行う前に、
手元の登記資料に記載されている法務局名を知っておくことで、
電話でも、インターネットでも、
管轄法務局を目星をつけて調べることができるようになります。

特に、目星をつけずに、管轄法務局をインターネットで調べるには、
調べ方によっては、時間がかかるかもしれません。

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