この記事の監修者

土地家屋調査士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)、行政書士。
取扱い分野:不動産の表示に関する登記全般。

経歴:開業以来19年間、不動産の表示に関する登記申請業務を行ってます。
土地家屋調査士のプロフィールはこちら

区分建物とは、簡単に言えば、
分譲マンションのことです。

ただ、賃貸マンションであっても、
各部屋の所有権者がそれぞれ登記されている建物なら、
区分建物と言えます。

また、よくある賃貸アパートの建物で、
一棟全体を、1人の所有権者が所有している建物については、
区分建物とは言えません。

区分建物としての要件は、
まず、構造上の独立性があることです。

構造上の独立性とは、各部屋が、壁や床、天井などによって、
他の部屋と完全に区分されていて、
出入り口も独立していることです。

次に、区分建物としての要件としては、
利用上の独立性があることです。

具体的には、独立した出入り口があり、
廊下や、外に、直接出れる必要があります。

たとえば、各部屋同士を、出入り口以外から行き来できてしまうと、
区分建物とは言えないということなのです。

また、区分建物として認められる各部分のことを、
専有部分と言います。

区分建物の登記簿

登記簿謄本(登記事項証明書)や、登記事項要約書、
インターネットから登記情報を取得したときに、
表題部に、(一棟の建物の表示)と書かれていることがあります。

この(一棟の建物の表示)がある建物こそが、
区分建物といえるもので、
かならず、その下には、表題部(専有部分の建物の表示)の記載があります。

一棟の建物の表示とは、建物全体のことを示したもので、
建物の所在、建物の名称、構造、床面積、
敷地権に関係することなどが記載されている部分です。

つまり、(一棟の建物の表示)という記載があれば、
その建物は、分譲マンションのような区分建物であると、
理解して良いということになります。

ただ、区分建物=分譲マンションというわけではなく、
事務所や店舗が入っている建物についても、
区分建物である場合があります。

そして、専有部分とは、独立した各部屋のことで、
所有権の登記ができる部分のことです。

各部屋と言っても、たとえば、2LDK分譲マンションであれば、
リビング部屋、ダイニングキッチン部屋などの各部屋というわけではなく、
2LDK全体の部屋という意味です。

つまり、その2LDKの専有部分には、
所有者が誰某という所有権の登記ができるわけです。

そして、自分が所有している区分建物の登記簿謄本、
又は、登記事項要約書、ネットからの登記情報を取得する場合には、
(一棟の建物の表示)と、(専有部分の建物の表示)が記載されたものになります。

ただ、(専有部分の建物の表示)については、
自分が所有している専有部分についてのみの記載となります。

なぜなら、もし、全部で100戸の分譲マンションのような場合に、
他の専有部分の建物の表示についても、連なって全部屋分記載されてしまうと、
とんでもない枚数の登記情報になってしまうからです。

そのため、(一棟の建物の表示)については、
どの専有部分の登記情報を取得しても同じ内容なのですが、
(専有部分の建物の表示)については、専有部分ごとに取得できるということです。

もし、区分建物(マンション)の登記情報の取得でお困りなら、
簡単な解決方法はこちら ⇒ ネットで不動産の登記情報などのラクラク取得代行
スポンサーリンク